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ロシアで働く方法とは

海外で働く日本人でロシアに在住している方というのは約2,000人、進出企業も約200ですからそう多い方ではありません。そんな中でも働いてみたいというビジネスパーソンはいらっしゃいます。この国で働くにあたっての基本情報をお伝えしていきます。

日本人でもロシアで働くチャンスがある業界、業種

ロシアでは日本食を現地向けにアレンジした料理が人気で、そのようないわゆる日本食レストランでは日本人が働いていることがあります。和食とは違うものになっていますから、和食の料理人である必要はありません。簡単な調理経験でも、それを生かして働いている人もいます。日本食以外でもレストランはたくさんあり、外食業界で日本人を雇ってくれるところもあるようです。

日本語教師として採用されている人もいますが、多くの場合は政府機関とのつながりがある団体からの派遣という形です。ですから何らかのつながりのある組織を通して就職する必要があります。現地の教育機関に直接雇用されている人もいますが、ロシア語で交渉する必要がありますから語学力が必要です。

そして日本人が多いのは何と言っても、ロシアと取引をしている日系企業です。貿易会社や商社ではロシア語を話せる人の需要が高く、現地との交渉や営業活動ができる人が求められています。ロシアに駐在して働ける人は限られていますが、言語力がある人は採用される可能性が高いでしょう。語学ができる人材は希少であるため、通訳の働き場もあります。大学で語学を専攻していたなど経験がある人は、いろんな業種に応募できる可能性があります。

採用の際に必要となる語学力やスキル

ロシアで働くためには少なくとも英語を日常会話レベル以上に話せる必要があります。しかしヨーロッパの他の国と比べると、英語だけで通用する仕事は少ないと言えます。外資系企業や日系企業では働き口が少しありますが、現地採用されることを目指すならロシア語で会話できる必要があるでしょう。

ロシアにある会社の求人で、とくに日本人を求めているというところは少ないです。そのため母国の現地人ビジネスマンや外国人と同じ土俵で職を争うことになります。日本人であるということで有利なのは通訳や日本語教師、日本食レストランなどに限られるでしょう。

ロシア語を日常会話以上に話せる語学力があるなら、営業職やオフィス勤務に有利になり、希望の職に就ける可能性は高いと言えます。

給料や待遇はピンキリ

ロシアで働く人はどのくらいの給料をもらえるのかは、勤める会社や立場によって大きく差がつきます。

日本から海外赴任する場合は高い能力を求められる代わりに、給与面では高待遇だと言えるでしょう。実際の求人情報を見てみると、年収500万以上のものもあれば、1000万や1300万円という条件のものもあります。

法人営業やマーケティング、現地の拠点立ち上げなどを行なう人は、エグゼクティブ対応で迎えられると言っていいでしょう。その仕事にふさわしい経験や資格を持っていることや、英語もしくはロシア語が堪能であることも求められます。

ロシアに赴任することになれば、住宅手当など生活面をサポートする仕組みの他に、危険手当が備えられていることもあります。政治的な問題やテロに遭遇する可能性も考えてのことです。

比較的赴任先として人気のない国ですので、福利厚生は他の先進国に赴く場合よりも厚くなっている傾向があります。気候も厳しいので、住宅の防寒システムやセキュリティがしっかりしていないとかなり困ります。そのため生活面でのアドバイスやサポートをしてくれる企業もあります。

ロシアの現地企業に現地採用されて働く場合は、基本的な社会保険などのみとなります。物価は日本と同じくらい、そして給料は日本よりも安くなるかもしれません。専門スキルがあっての就職ではない場合、生活が厳しくなることも予想されますので、生活費とのバランスとよく考えて仕事を選びましょう。

日本人向けだとどのようなロシア求人を探せばよいか

2~3年ロシアに駐在して営業やマネジメント業務にあたる、駐在責任者の募集がよくあります。

日系の工業メーカーで、商材を売り込むために英語とロシア語両方の語学力が求められており、年収は450~700万円は見込めます。求人票では他の国も配属先候補になる事もあり、必ずロシアに行けるというわけではないようですが、語学ができる人材であれば、まず間違いなくモスクワ勤務になることでしょう。

国内での拠点立ち上げ業務を行なうマネージャー職を募集している企業もあります。

事業管理の経験があり、英語とロシア語をビジネスレベルで話せる人を求めており、年収は1,300万~1,500万円と非常に高額です。現地に根差して事業展開していく役割であるため、長くロシアに駐在することになるでしょう。

モスクワに拠点がある商社での求人は、英語で仕事ができるようです。

英語を日常会話程度に話すことができればOKで、ロシアに営業所や工場を持っている企業、ロシアと取引がある企業に営業を行ないます。語学力よりも営業経験やコミュニケーション能力を評価する方針とのことです。年収は400~700万円と幅があり、実際のスキルや結果に応じて給料は変動すると思われます。物流関係の知識があるとなお有利です。

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ロシアという国について知る

世界一広大な国土を持っていますが、すごく寒いイメージがあるかもしれません。確かに地方によって差はありますが、冬は日中もずっと氷点下を下回る気温で、厚いコートを離せない時もあります。国の大部分は平野で、たくさんの川があることでも有名です。山間部では雪が積もっている期間が長いため、長くスキーを楽しむことができます。

ロシア全体の8割がロシア人で、その他はウクライナ人やタタール人、バシキル人などの民族が住んでいます。公用語はロシア語ですが、少数民族の言語は100を超え、多様な民族が共存している国と言えるでしょう。民族が多いため宗教も多く、たくさんの価値観が混在しています。そのため政治的・宗教的なぶつかりも多いものですが、近年では経済的にも政治的にも比較的安定傾向にあります。

地理的には韓国や中国よりも、地理的に日本に近い国です。領土問題が解決されないままであるため平和条約も締結されていませんが、それでも経済的な結びつきはますます強くなっています。とくにエネルギー資源を日本でも活用したいと、交渉が重ねられてきました。

働く場合の生活環境について

ロシアで働きながら暮らすとなると、ほとんどの場合モスクワに住むことになるでしょう。先進国のひとつではありますが比較的インフラ整備が追い付いていない状態で幾らか不便な部分があり、治安にも気を付ける必要があります。アジア系の人は顔立ちからして目立ってしまい、日本人をターゲットにした犯罪もあります。他の国に住む場合も同じではありますが、人気の少ない道を避けたり、夜遅くまで出歩かないなどの注意が必要でしょう。ロシアに駐在する日系企業の社員は、セキュリティのしっかりした家を選ぶべきです。

生活費ですが、食費はそれほどお金をかけなくても大丈夫ですが、極寒の地ゆえの暖房費が高くつきます。原油国であるためガソリンなどの燃料は比較的安く手に入りますが、それでも光熱費はかかります。冬と夏とで生活環境が大きく変わりますので、費用の計算に気を付けましょう。

首都モスクワでは世界中のレストランが集まっていますが、日本食はすごく人気があるというわけではありません。和食のレストランや、スーパーで売っている日本食は、輸入品が多いため割高です。ロシア料理を自炊していくなら、日本よりも少し安くつくと思われます。医療費は日本よりも高めですので、保険に入ってから働き始めることをお勧めします。

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